中國は「隣國を善とし、隣國を友とする」「隣國と善隣友好関係を保ち、隣國の安定を守り、隣國を豊かにさせる」という方針を真剣に実行し、「平和、安全、協力、繁栄」をアジア政策の目標として、善隣友好と地域協力を積極的に推進している。アジア諸國と國際社會の支持の下で、毎年、海南省博鰲で開催される博鰲アジアファーラム年次総會は絶えず発展をとげており、地域協力のプロセスの中で日ましに著しい役割を果たしており、アジアの人びとが協力して共に利益を獲得することを求める切望を現している。博鰲アジアファーラム2004年年次総會のテーマは「共に利益を獲得するアジア、世界に開かれたアジア」。中國政府は、周辺諸國との間の敏感な問題を適切に対処し、多くのアジア隣國との間の互恵協力を全面的に推し進めている。
2004年、中國とASEANとの関係が新たな段階に入った。6月、ASEANと中國(10+1)外相非公式會合が中國の青島で開かれ、雙方はASEANと中國の國連駐在代表とが定期的に話し合うことに賛成し、現在のASEANと中日韓の(10+3)協力メカニズムを通じて、東アジア共同體という東アジアの協力の長期目標の達成に賛成し、東アジアサミットの適切な時點での開催を支持している。7月、李肇星外交部長はジャカルタで開催されたASEANと中日韓(10+3)外相會議、ASEAN拡大外相會議(PMC)、ASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚會議に出席した。11月末、溫家寶國務院総理はビエンチャンで開かれた第8回ASEANと中日韓(10+3)、ASEANと中國(10+1)、第6回中日韓首脳會議に出席し、「平等と相互信頼をむねとして、協力によってともにメリットを得る」という雙方の関係の長期発展を導く基本的方針を提出し、雙方は「中國?ASEANの平和?繁栄に向けた戦略パートナーシップをめぐっての共同宣言の遂行に関する行動計畫」を発表し、また「中國?ASEAN包括的経済提攜枠組合意の貨物貿易をめぐっての合意」、「中國?ASEAN紛爭解決メカニズムをめぐっての合意」などの取り決めに調印した。2005年1月、溫家寶國務院総理はジャカルタで開催されたスマトラ沖地震と津波についての緊急首脳會議に出席した。
「チャイナネット」2005年10月28日