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糖胡蘆(トウフール)

糖胡蘆とはさんざしをりんご飴のように飴で固めて串刺しにしたものだ。

さんざしはばら科の落葉樹の果実で表面が少しざらついていて甘酸っぱい味がする。昔、糖胡蘆はもっぱら子供たちの好物だったが、いまでは子供のおやつはどれにしようかと迷うほど多くなって、ほとんど糖胡蘆から遠(yuǎn)ざかっている。むしろ大人が、さんざしが高血圧や動脈硬化の予防になるということもあって愛用している。

 さんざしは薬効の高い果物。ものの性質(zhì)は微溫、つまりやや體を溫めるのだ。古くから消化不良、特に肉類の食べ過ぎに効果があるとされてきた。

600年ほど前の明の時代の名醫(yī)―李時珍の書いた薬草書「本草綱目」には、「年をとって肉の固くなった鶏を煮るとき、さんざしを數(shù)個加えると肉が軟かくなる。このことからも肉の消化を助けることが分かるだろう」という記載があるほどだ。また、血の流れをよくする働きもある。これはうさぎやねずみを使った現(xiàn)代の研究でもさんざしは血中コレステロール値を下げたり、動脈硬化を防ぐ作用があることや心臓の冠狀動脈を拡張させることなどが分かっていました。血管を拡張させることで血圧を下げる効果がある。

成分的にはビタミンCを始め、ビタミンB1、ビタミンB2、カロチンなとが含まれているという。

「國際放送局」より