康佳集団はまもなく、江蘇省昆山市で國內最大規模の液晶モジュール生産拠點の建設プロジェクトをスタートする。総工費は8億8600萬元。これにより康佳は、昆山市に拠點を構えた大手國有系企業の第一號となるだけでなく、電子情報産業振興プランの中で初めてプロジェクトを実行に移した企業となる。
康佳の責任者によると、このプロジェクトにより同社の液晶テレビ生産コストは約10%引き下げられる。計畫では今年下半期に稼働を開始し、國內最大規格となる47インチ液晶モニターを年間720萬枚生産する予定で、年生産額は128億元に上り、國內最大の液晶モジュール工場となる見込みだ。
液晶モジュールの量産を実現すれば、製品の製造コストが一層低下し、市場競爭力が向上するため、海信、創維、TCLなどの國內各社も相継いでモジュール生産に乗り出している。ある業界関係者の分析によると、モジュール生産により全體的なコストを15%まで圧縮することが可能で、平面テレビのし烈な価格競爭を戦う上で有力な後ろ盾になると期待される。
興業証券の時紅則アナリスト(家電部門)によると、モジュールの生産という段階を掌握すれば、中國の液晶テレビ企業は重要部品について外部に制約されることがなくなり、発言権を大いに高めることが可能になるという。
「人民網日本語版」2009年3月3日 |