2010年中國上海世界博覧會（上海萬博）執(zhí)行委員會の周漢民副主任（全國政治協(xié)商會議常務委員）はこのほど取材を受ける中で、「上海萬博は発展途上國で開催される初めての萬博であり、世界の人々に平等なコミュニケーションをはかれるプラットフォームを提供することになる。現(xiàn)在のような厳しい國際金融危機に直面しても、上海萬博は変わることなく著実に進んでいる。こうしたことから伝わってくるのは、人々が上海萬博に信頼を寄せているということだ」と述べた。「國際金融報」が伝えた。

　上海萬博が今年の全國人民代表大會および全國政治協(xié)商會議（全國両會）の議題になることは確実だ。會議の日程をみると、開催期間中に全國政協(xié)が行う2回の記者會見のうち、1回は上海萬博についての會見になるという。

　周副主任は「上海萬博は経済を賑わし、信頼を高める新たな注目點になる」と強調(diào)する。

　周副主任が率直に述べたところによると、世界的な金融危機の影響を受けて、上海萬博の準備作業(yè)は一連の困難に見舞われたが、これまでのところ、危機が原因で出展を辭退した參加者はいない。多くの參加者は、あらゆる困難を克服して、上海萬博に參加する意向を明確に示しているという。

　上海萬博の開催申請時に提起した目標に基づき、上海萬博では計200の國や國際機関などの出展を目指す。2006年3月から始まった各方面への出展要請活動により、これまでに185カ國、46機関の出展が確定しており、150年に及ぶ萬博の歴史の中で出展者數(shù)が最も多い萬博になるとみられる。

　上海萬博の會場建設(shè)はいま、計畫通りに完成できるかどうかという厳しい試練に直面している。周副主任によると、現(xiàn)在、建設(shè)現(xiàn)場では100を超えるプロジェクトが全力で進められており、いくつかの重要な建築物、たとえば中國國家館、テーマ館、會議センター、演蕓センターなどは、永久的に未來の上海の新たなランドマークになることが予想される。

　諸外國の國家館の建設(shè)は、自前で建設(shè)するものも、賃貸するものも、共同で使用するものも、すべてが秩序をもって進められている。先月27日には日本館とオランダ館の著工式が行われ、これにより著工した外國の國家館はドイツ、フランス、ルクセンブルク、オーストラリアとあわせて6つになった。

　「人民網(wǎng)日本語版」2009年3月4日