主要20國?地域(G20)金融サミット第2回會議がまもなくロンドンで開かれる。中國國務院の王岐山副総理は先日、イギリスの『タイムズ』紙に署名文章を発表し、中國政府の関連原則や立場を述べた。
昨年からの國際金融危機で、世界経済が前代未聞の打撃を受けている。この危機に対応するため、間もなく開催するロンドン金融サミットは國際社會が協力し合い、困難を共に乗り越える強いメッセージを送らなければならない。
昨年のワシントンG20以來、國際社會の責任ある國として、中國はさまざまな方式でいくつかの國と地域に多くの支援と支持を提供してきた。関係國?地域と5800億元の二國間通貨スワップ協定に署名し、チェンマイが提案する多國間通貨準備バンクの建設に參與した。また國際金融公社(IFC)の貿易融資計畫に參加し、米州開発銀行(IDB)との協力連絡メカニズムを構築した。中米両國の輸出入銀行は200億ドルの貿易融資枠の造成に調印している。この期間、中國政府は中國企業の歐州仕入れ団を組織し、ヨーロッパでの仕入れ総額は136億ドルに達した。われわれは南南協力の枠組みの下で、引き続きその他の発展途上國への援助を行う。
現在直面する困難を克服するには、國際社會はマクロ経済政策における協調をいっそう強化しなければならない。貿易、投資協力に力を入れ、経済成長にしっかりした柱を提供し、中小企業間の協力を強化し、就業の安定を確保する。省エネ?汚染物質排出量抑制環境保護、新エネルギーと新技術における協力を強化し、世界経済の新たな成長點を育成する。
國際社會は経済グローバル化の流れは逆転不可能であるということを正面から認識し、実際に行動を起こし各形式の保護貿易?投資主義に反対すべきである。
國際社會は國際金融システムの改革を大いに推進し、國際金融組織のコーボレートガバナンスの調整に力を入れ、発展途上國の代表性と発言権を高めるべきである。サミットはこれについて明確な改革の目標、タイムテーブル、ロードマップを策定する必要がある。すべての金融市場と市場參加機構への監督?管理を強化し、地域と國際の監督?管理における協力を強化し、類似の危機再発の回避に努めるべきである。
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