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東アジアサミットの背景
発信時間: 2009-04-11 | チャイナネット

1990年12月にマレーシアのマハティール首相(當時)はGATT?ウルグアイラウンドの決裂を受け、ASEANと中日韓を含む「東アジア経済グループ」構想を提唱したが、內外の抵抗に遭い、日の目を見ることはなかった。

世界?地域経済の自由化によって日増しに競爭が激化する中、ASEANは1995年の第5回首脳會議宣言で、政治?経済面の域內協力を強化し、ASEAN統合の加速に努める考えを強調した。また、首脳會議を年1回開催し、他のアジア諸國の首脳の參加も歓迎することを決定した。1997年のアジア金融危機は東アジア各國に破壊的な損害をもたらしたが、その一方で、域內協力の推進への強い意欲も各國にかき立てた。同年末、ASEANと中日韓の首脳がマレーシアの首都クアラルンプールに集い、「ASEAN+3」の協力枠組が正式に始動した。その後數年で「ASEAN+3」は、整った、日増しに充実する、活力に富む、潛在力の大きな協力體制へと徐々に成長していった。

2001年、「ASEAN+3」會議に參加した東アジア13カ國の26人の専門家で構成される「東アジア展望グループ」は、その報告で「東アジア共同體」の創設を提唱し、東アジア協力の発展に向けた青寫真を示した。2004年にラオスの首都ビエンチャンで開催された第8回ASEAN+3首脳會議で、ASEANと中日韓の首脳は、第1回東アジアサミットを2005年にクアラルンプールで開催することを決定した。

東アジアサミットは年1回、ASEAN首脳會議と同時期にASEAN議長國の主催で開催され、その形式についてはASEANと東アジアサミットの全參加國が共同で審議する。東アジアサミットは開かれた、包含的で、透明な、展望性ある議論の場だ。ASEANは東アジアサミットと東アジア協力において主導的役割を発揮している。

「人民網日本語版」2009年4月11日

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