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4. 経済底打ちの発言を慎重に

現在の経済情勢に対する判斷は、「楽観派」と「慎重派」がいると言える。「楽観派」の機関とアナリストは、経済はすでに底を打ち回復に向かっていると考える。しかし「慎重派」の見方は、短期的データから経済が底を打ったと判斷するのは時期尚早だというものである。

張新法氏は、中國経済は底を構築している段階にあるが底はすでに確認され、今後ゆっくり上昇を始めると見ている。第2四半期の上昇は比較的小さく、第3、4半期は加速するという。

信銀萬國の李慧勇アナリストは、経済好転は「主旋律」であるとしている。その理由の一つは政府の投資は非常に強力で、政府に強い決心と能力があるからである。もう一つは、銀行システムの貸借対照表が非常に健全であり、資金の流通ルートがスムーズだからである。

慎重派の専門家も多い。祁京梅氏は、PPIとCPIがともに下落し、このような生産と消費需要が好調でない狀況から、中國経済の動向に対する楽観的見方に疑いが生じるのは避けられないと述べている。

李揚氏は、4月のデータは中國経済後退の動きが食い止められ、経済が好転していることを説明していると考える。しかし重要なのはこのような情勢が維持できるか、これ以上の後退を阻止できるかである。経済情勢をより回復させるには短期、中期、長期的な努力が必要である。李揚氏は、中國経済の今後の情勢について、W字型の情勢だと見ている。これも経済の大幅な変動と次の底打ちをできるだけ防止ようわれわれに提示していると言える。

中國人民銀行の蘇寧副総裁もメディアに対し、「中央の経済刺激対策の効果は現れており、情勢は予測より良好だ。しかし経済の衰退が終わり回復しているという情勢を確認するにはまだ観察が必要だ。人民銀行は貨幣政策の持続性と安定性を維持し、銀行システムの資金充足と金利安定を継続し経済回復の促進に努める」と述べた。

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「チャイナネット」 2009年5月19日