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▽飛行に成功しても道半ば、最終的な成功は市場が判定する

20年にわたって宇宙航空事業(yè)に攜わってきた張董事長は、宇宙事業(yè)と航空事業(yè)は兄弟のような密接な関係にあるが、民用大型航空機(jī)とキャリアロケットとは本質(zhì)的に異なるものだと骨身に染みて感じている。大型航空機(jī)は研究開発に成功するだけではなく、商業(yè)的にも成功することが求められるからだという。

宇宙へ飛び立つキャリアロケットは打ち上げに成功しさえすればよいが、民用航空市場に投入される大型航空機(jī)は、飛行に成功するだけでは「道半ば」だといえる。最終的に成功したかどうかは市場の判定を待たなければならない。言い換えれば、大型航空機(jī)の生産では、市場が認(rèn)知するかどうか、顧客が購入するかどうか、市場競爭力を備えているかどうかがカギとなる。よってキャリアロケットで最も重視されるのは技術(shù)力と信頼性であり、民用航空機(jī)で最も重視されるのは技術(shù)と市場だということができる。

張董事長によると、タイムテーブルに基づけば、中國の大型航空機(jī)は2014年にテスト飛行を?qū)g施し、2016年に商用化を?qū)g現(xiàn)する。商用化を?qū)g現(xiàn)するには市場を念頭に置かなければならない。市場を念頭に置くとは、コスト意識(shí)とブランド意識(shí)をもつことだ。

また張董事長によると、キャリアロケットは一般的にいって商用化のために大量に必要とされることは少なく、研究開発時(shí)には往々にして一連の特殊な方法が採用される。たとえばかつてキャリアロケット「長征2號(hào)」を開発した時(shí)には、使用したアルミ板が振動(dòng)により輸送中に傷つくことを防ぐため、一連の特殊な方法が用いられた。1基や2基のロケットならこうした方法を採用できるが、大量生産する民用航空機(jī)では無理だ。このため大型航空機(jī)の製造では、大量生産のニーズに応えつつ、コスト意識(shí)や利益意識(shí)をもつことが必要になる。

民用航空機(jī)市場の容量は巨大だが、競爭も非常に激しい。現(xiàn)在、國際主要路線の民用航空機(jī)市場は米ボーイング社と歐州系のエアバス社にほぼ獨(dú)占されており、中國がその中で一席を占めようとするなら、し烈な競爭にも直面しなければならない。

張董事長によると、同公司は後発組であり、最初の一歩を踏み出す時(shí)から科學(xué)研究と市場とを同時(shí)に視野に入れなければならず、航空機(jī)が完成して空に飛び立ってから市場を探すというわけにはいかない。