中國観光研究院が4日に発表した國慶節(jié)（建國記念日）と中秋節(jié)の連休の観光市場予測によると、今年のゴールデンウィークは、連休期間が8日にのぼる上、國慶節(jié)と中秋節(jié)が重なり、上海萬博や広州アジア競技大會(huì)を來年にひかえているなどの理由から、観光消費(fèi)の需要が集中的に現(xiàn)れる時(shí)期となる。今年の連休は史上最大の観光旅行ブームとなり、観光収入は1000億元を超え、一人當(dāng)たりの観光消費(fèi)は500元前後となる見込みだ。「中國新聞網(wǎng)」が伝えた。

　旅行ポータルサイト「攜程旅行網(wǎng)（ctrip.com）」の調(diào)査によると、「國慶節(jié)期間中に旅行に行く」とした回答者は史上最大の6割以上にのぼった。

　観光研究院はこのほど、ポータルサイト「捜狐（sohu.com）」の旅行チャンネルと共同で、今年第3四半期の中國人の旅行意欲についてのオンライン調(diào)査を行った。これによると、「今後3カ月以內(nèi)に旅行に行くつもりだ」という回答者は92％にのぼり、5月時(shí)の調(diào)査より45ポイントも高まった。

　専門家によると、金融危機(jī)と新型インフルエンザの影響を中國の観光市場は依然として受けているものの、消費(fèi)者の旅行意欲は明らかに回復(fù)し始めている。

　全國暇日観光部協(xié)調(diào)弁公室の予測によると、09年國慶節(jié)連休中の旅行者數(shù)は延べ2億人を超え、昨年同期比13％の伸びとなる。また中國観光研究院の予測によると、國慶節(jié)連休の観光収入は昨年同期比25％増の1000億元を超える。連休が例年より1日長いことから、一人當(dāng)たりの観光消費(fèi)は前年の448元から500元前後に増える見込みだ。

　中國観光研究院によると、連休旅行市場を左右する不利な要素のうち、新型インフルエンザへの恐怖心は、中國人旅行希望者にとっての最大の心理的障害となり、観光経済の動(dòng)向を左右する重大な変數(shù)となっている。また國慶節(jié)期間中のセキュリティの厳格化も、一部地區(qū)の観光需要を抑える要素となることが予想される。

　「人民網(wǎng)日本語版」2009年9月7日