中國の特色や魅力を備えた都市について話し合う2009年中國特色魅力都市200強サミットが1日に北京で開催され、中華人民共和國建國60年を機に作成された都市別投資潛在力ランキングが発表された。それによると1位は北京、2位は上海、3位は天津で、このほか重慶、香港、臺北、高雄、広州、昆明など45都市が並んだ。「國際金融報」が伝えた。
サミットに出席した関係者によると、今回のランキングは香港、澳門(マカオ)、臺灣地區および大陸部の約600都市で実施したアンケート調査を基に、生態環境の情況、都市管理のレベル、社會的認知度といった10指標をめぐる國內外の専門家の総合的評価を踏まえて作成されたもの。
北京がトップに立ったことは、五輪の開催と大いに関係がある。社會的認知度についていえば、五輪開幕式を彩った中國絵巻により世界の目は北京に釘付けになった。生態環境の情況では、エコロジーに配慮した五輪の開催に向けて、北京の都市環境と市民生活は非常に大きく変化した。経済効率の面では、ある専門家の試算によれば、2003年から2010年までの五輪による総合的な経済効果は717億600萬ドルに達するという。
実際、ベスト3都市は都市ブランドの構築を通じて広範囲な影響力を獲得した都市ばかりだ。上海は2010年中國上海萬國博覧會(上海萬博)の開催都市であり、萬博の宣伝活動はすでにラストスパートの段階に入っている。天津は浜海新區の金融改革で名を挙げ、常に注目される都市となった。
「人民網日本語版」2009年11月2 |