現在、全國人民代表大會と協商全國政治協商會議(両會)が開催されるなか、世界金融危機という深刻な衝撃下にあって中國は8.7%成長を実現、中國経済の早期回復は世界にとって意義深く、世界経済全體の回復に積極的に貢獻している、と各國の経済関係者や専門家は積極的に評価している。
韓國金融投資協會の任炳翼委員は、中國経済の発展は世界経済に大きな貢獻を果たしていると指摘。世界金融危機の爆発後、中國政府が実施した経済刺激策は非常に迅速で有効的だったとし、世界経済の回復に伴い、各國は中國経済の重要性を益々認識し、中國の役割はどんどん大きくなっているとの見方を示す。中國経済の発展が韓國経済の起爆剤となっているのは疑う余地もない。韓國國內の造船、電子、物流などほぼ全ての産業が中國経済とつながっている。韓國の株式市場は以前は米國経済との連動性が強く、韓國國內の経済アナリストは常に米國の政策や経済動向を分析していた。ところが現在は中國との連動性のほうが強い。韓國の経済関係者は中國の両會の開催に注目し、両會を通じて中國の経済政策を理解しようとしている。
國連経済社會理事會(ECOSOC)世界経済観測センターの洪平凡主任によると、中國経済の早期回復は世界にとっても重大な意義を持つ。世界金融危機が昨年世界の実體経済に深刻な被害をもたらし、世界の総生産は前年比2.2%も低下した。ここまで世界経済全體が衰退したのは第2次世界大戦以來のことだ。
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