またアウディは、新型アウディA8Lも同時に発表する。ベンツやBMWに比べ、A6、A4、さらにA5は中國市場で絶対的な優位を占めている。さらに上のクラスの輸入モデルA8はアウディの欠點で、これまではベンツSクラスとBMW7シリーズが同クラスの市場をほぼ獨占していた。中でもBMW7シリーズは昨年末、同シリーズの単月の販売臺數では最高記録となる5000臺を売り上げた。ベンツとBMWがアウディA6に続いて中國市場でセダンを発表したのと同様に、アウディは新世代A8の車體を長く改良した。これはアウディがライバルに迫る唯一のチャンスである。
そのほか、國內で注目度が高いボルボは、ボルボS60をアジアで初公開する。同モデルはS40とS80の中間で、高級車の新たな領域を開拓することになる。ボルボ中國によると、同モデルは今年下半期に輸入販売し、その後、吉利により國産化される見通しだという。
広州ホンダも中クラスのGT車を出展する。北京國際モーターショーの情報によると、昨年、中國市場をリードしたのは小排気量車だが、自動車企業は高級車市場の発展に目をつけており、中國自動車市場ではまもなく高級車が盛り上がりを見せることが予想される。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月23日