GDPで日本を超えることを誇りとする中國も、一人當たりの年間所得はわずか3800ドルで、アメリカや日本には遙かに及ばない。
このほど、中國人民銀行(中央銀行)の副頭取で、中國國家外貨管理局の易剛局長は中國のメディアの取材に応じた際、「中國は事実上、世界2位の経済體の仲間入りをした」と明らかにし、世界のメディアの注目を浴びている。
中國 経済発展の一里塚を達成
易剛氏の発言に基づき、アメリカのメディアは7月30日、「中國 日本を超えて世界2位の経済體になったことを明らかにする」というテーマの記事を発表し、「日本は第二四半期のGDPをまだ発表しないが、中國が世界2位の経済體という一里塚としての意義のある目標を達成したことを疑う人はいない。2009年、中國のGDPは4.9萬億ドルに達し、日本の5.1萬億ドルよりわずか3%少なかいだけだった」というデータをも引用した。この記事はまた、「IMFの予測により、2010年度の中國経済の成長率は10.5%に達する一方、日本のそれはわずか2.4%である」としている。
中國の経済はデータの面で日本を超えたにもかかわらず、具體的な経済現狀では両國の間には大きなギャップがある。日本はアメリカと同じように、経済の発展が円熟した段階にあり、経済発展の潛在力もはっきりしない。そのため、経済の発展は主にイノベーションに頼らなければならない。一方、中國経済の発展は非常に大きな発展の余地がある」としている。
この記事はまた、「中國のGDPは米國のそれを超えて世界第1位の経済體になる可能性もあるが、それは十年はかかるかもしれない」としている。