中國人民銀行（中央銀行）が17日発表した「海外の人民元建て決済銀行などの第3類機(jī)関の人民元を運(yùn)用した銀行間債券市場への投資の試験事業(yè)の関連事項(xiàng)に関する通知」を発表し、海外金融機(jī)関が國內(nèi)の銀行間債券市場への投資を試験的に行うことを認(rèn)可した。また試行期間や対象金融機(jī)関の範(fàn)囲、參入方法、投資運(yùn)営モデルなどについても明確な規(guī)定を打ち出した。「人民日報」海外版が伝えた。

　人民銀によると、2009年に國境を越えた貿(mào)易での人民元決済が試験的に実施されて以來、國境を越えた各種の人民元関連業(yè)務(wù)が順調(diào)に行われており、試行地域は20省?自治區(qū)?直轄市に拡大した。試行事業(yè)が徐々に深化するのにともない、人民元を保有する外資系金融機(jī)関も徐々に増え、客観的にみて人民元建て金融資産購入のニーズが生まれるようになった。

　試行期間中、香港、澳門（マカオ）地區(qū)の人民元建て業(yè)務(wù)決済銀行、國境を越えた貿(mào)易での人民元決済事業(yè)に參入する外資系銀行、海外の中央銀行や通貨當(dāng)局は、いずれも中國の銀行間債券市場への投資を申請することができる。人民銀が同意すれば、外資系金融機(jī)関は承認(rèn)された限度額內(nèi)で、中央銀行との通貨協(xié)力展開、國境を超えた貿(mào)易、人民元建て業(yè)務(wù)への投資などで手にした人民元資金を、銀行間債券市場に投入することが可能だ。

　現(xiàn)在、銀行間債券市場で流通し取引される債券には、國債、政策性銀行の債券、金融債券など10數(shù)種類あり、人民元を保有する機(jī)関投資家が流動性の管理や資産の負(fù)債管理を行う上での重要な受け皿となっている。関連の外資系金融機(jī)関による同市場への投資が承認(rèn)されれば、外資系金融機(jī)関が合法的に獲得した人民元資金の価値を保つための一定のルートが提供されることになる。これは國境を越えた貿(mào)易における人民元建て決済の試験事業(yè)にとって必要な措置であり、同貿(mào)易における人民元建て決済業(yè)務(wù)の発展を促進(jìn)する上でプラスになるものといえる。

　「人民網(wǎng)日本語版」2010年8月18日