中國では女性による起業がピークを迎えており、女性が設立した企業の資産規模が次第に拡大していることが、29日に開幕した第11回優秀女性企業家國際フォーラムで明らかになった。
中國女性企業家協會は2006年と2009年の2回にわたり、中國の東部、中部、西部の女性企業家とその企業を対象にサンプリング調査を実施。調査対象のうち84%の企業が1995年以降に設立されており、女性による起業がこの年からピークを迎え、いまもその勢いを保っていることが分かった。
これら女性企業家の企業は小規模なものが主だが、資産規模は拡大傾向にある。2009年の調査で、登録資本金が100萬-1千萬元(約1300萬‐1億3千萬円)の企業は2006年より4ポイント増加し、42%に達した。
また女性企業家の仕事効率が向上していることも2009年の調査で分かった。2006年の調査で、日平均の労働時間が8時間以下と答えた人はわずか4%だったのに対し、2009年の調査では33%に上昇した。これについて、中國女性企業家協會の史清奇秘書長は、女性企業家が生活に目を向け、質の向上を図るようになってきたことがうかがえる、と指摘する。
今回のフォーラムでは、中國女性企業家協會が中國全國の女性企業家に向け「グリーン行動計畫イニシアティブ」を提起、グリーン経済の発展に力を入れ、経済?社會の持続的で健全な発展に一層貢獻するよう呼びかけた。
「人民網日本語版」2010年11月30日