今回の広範囲にわたる被災地の地域にあった、ルネサステクノロジーの8ヶ所の工場は程度の差こそあれ復舊の途上にある。この企業は國際的な半導體の最大メーカーで、この會社の半導體は自動車、攜帯端末やそのほかの數千種類の電子デバイスのICに使用されている。またあるアプリケーションソフト半導體のメーカーであるオンセミダクター社は、被災地に工場を6ヶ所持っているが、ここでの主な問題は停電だ。東芝は半導體工場と液晶ディスプレイの工場が被害を受けた。テキサス?インスツルメンツは被災により作業中止になっている様子が最も詳しくわかっている。日本で最も重要だった工場は9月までに全面的に出荷を回復することは難しい。この工場から得られる収入はテキサス?インスツルメンツの2010年収入全體の10%前後を占めている。
コンピュータ半導體メーカーはいくつかの重大な問題に直面している。日本の災害地の半導體メーカーが工場を再開し生産を維持したとしても、原材料と顧客を失う潛在的なリスクをはらんでいる。顧客の工場もすでに生産を停止していたり、連絡ができない狀態になったりしているからだ。予測が最も難しいのはシリコンウエハーだ。調査會社IHS iSuppliによれば、日本で生産されるシリコンウエハーは世界の60%を占めており、震災後2社のシリコンウエハーメーカーが生産を停止しており、この2社だけで世界の出荷量の25%を占めているのである。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2011年3月29日