債務(wù)負(fù)擔(dān)が増し続け、日本の融資リスクが激化している。金利は低いものの、高まる基數(shù)と複利の影響を受け、今年の借金返済に充てる國債は21兆5000億円に達(dá)する見通しだ。現(xiàn)在の國債収益率は約1.0%のみであるが、米長期國債格下げによる影響を受け、日本長期國債の収益率が高まることが予想され、日本政府の債務(wù)負(fù)擔(dān)が増す恐れがある。
日本の國民の金融総資産は1400兆円、債務(wù)総額は920兆円であり、現(xiàn)在の債務(wù)増加ペースに基づくと、約5年間のうちに債務(wù)総額が金融総資産を上回ることになる。日本経済は長期的な低迷に陥っており、個人資産の増加が望めず、國民の貯蓄率も大幅に低下している。IMFは、數(shù)年間で負(fù)債総額が総資産を上回ると予想している。日本國內(nèi)の蓄えがなくなれば、國民の貯蓄により債務(wù)を支える方式も継続できなくなる。
さらに日本社會の高齢化により、年金と醫(yī)療保険の支出が増加しており、構(gòu)造的な赤字が悪化に向かうと見られる。醫(yī)療レベルの向上、高齢者の増加による醫(yī)療支出の増加により、GDPに占める醫(yī)療保障支出は5ポイント増加した。とどまることのない高齢化の流れを受け、高齢者の社會保障(特に醫(yī)療費の急激な増加)、社會保障費の支出は、日本財政にとって重大な負(fù)擔(dān)となっている。世界経済および日本経済の復(fù)興に大きなリスクが存在する現(xiàn)在、日本の財政調(diào)整がますます困難になっている。(著者:國家情報センター予測部の張茉楠?副研究員)
「人民網(wǎng)日本語版」2011年8月17日