2001年末に中國が世界貿易機関(WTO)に加盟して以降、外資系銀行は中國経済の金融改革に深くかかわり、中國の経済?金融、とくに銀行業の重要な構成要素となった。また、外資系銀行も中國の経済?金融改革に関わる中で、急速な成長を遂げた。
中國市場の良好な業績と経済成長への自信から、外資系銀行は中國への投資とサポートを拡大し続けている。一部の銀行はヨーロッパとアジアの市場をつなぐ中國の役割を強化すべく、中國における業務展開をより積極的に行っている。
2011年11月11日、HSBC中國は、登記資本金を108億元に増やし、中國の外資系銀行の中で登記資本金が最多のグローバル銀行となった。HSBC中國の黃碧娟総裁は、「今回の増資は我々の業務をさらに成長させることが目的。2007年に中國の現地法人化して以降、HSBC中國は積極的に業務を展開し、サービスネットワークは3倍以上となった。中國市場と世界市場の資本と貿易の連動性は日々高まっている」と述べた。
「中國のWTO加盟以降、シティバンクとって最も重要な出來事は、2007年に現地法人化したことだ。これはシティバンクが中國で成長するきっかけとなった」。シティバンク中國の歐兆倫CEOは、「我々の中國での長期的な目標は、中國におけるユニバーサルバンクになることだ」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月10日