中國は鉄鉱石輸入の多様化を通して3大鉱山の獨占から逃れようとしている。ところが、インドやベトナムなどが鉄鉱石の輸出稅を引き上げたことで、國內の鋼鉄企業は苦しい立場に立たされている。ベトナム當局の7日の発表によると、ベトナム財務省は、同日から鉄鉱石と精鉱、黃鉄鉱の輸出稅を30%から40%に引き上げる通達を公布した。
昨年末には、中國の鉄鉱石の主要供給元の一つであるインドが鉄鉱石の輸出稅を20%から30%に引き上げると発表したばかりだ。中國の業界関係者はこの時、インドがオーストラリアとブラジルの鉱業大手を制約する主な要因とされていることから、輸出稅引き上げは中國の鉄鋼業にとって2012年最初の大打撃になると見ていた。