中國保険監督管理委員會(保監會)は先日、保険會社の債券投資範囲の拡大に関する通達を出した。今後、保険會社がブックビルディング方式(需要積み上げ方式)によって公開発行され、市場で取引されている無擔保社債、非金融企業債務融資ツール(非金融企業が銀行間市場で発行した短期融資券、中期手形、中小企業集合手形など)、商業銀行が発行した無擔保転換社債などの債券に投資することが可能となる。15日付中國証券報が伝えた。
保険會社のこれらの債券への投資は、『保険資金債券投資暫定弁法』によって一層規範化される。これまでに、保険資金は一部の無擔保社債に投資することができたものの、長期信用格付が「AA」或いは「AA」以上のランクに相當するものに限られ、更には入札方式によって発行された無擔保社債でなければならなかった。
通達では、実施狀況を踏まえ、保険資金投資比率を適時に調整することも提起された。また、『保険資金運用管理暫定弁法』などの臨時規定における保険會社の資金運用関連の業務規則を見直すしている。
「中國証券報」より 2012年5月15日