12月22日には約450萬人が映畫館で映畫を鑑賞した。この日、全國の映畫興行収入は計1億6千萬元に達し、中國の1日あたり興行収入としては過去最高となった。國家広電総局電影局は、今年の映畫興行収入が168億元(前年同期比28%増)に達し、うち中國映畫の興行収入が80億元(14%増)に達すると予測する。これらのデータからも、中國映畫の潛在力と希望が読み取れる。
中國映畫は今年、正月映畫で幸先よいスタートを切り、力強い復活を果たし、「小春日和」を迎えた。年末の映畫でも好調な成績を収めた。
今年2月、中米両國は世界貿易機関(WTO)の映畫関連問題の解決をめぐる了解覚書について合意に達した。これにより、中國は今後、海外からの大作映畫の輸入本數をこれまでの年20本から34本に増やすこととなる。海外映畫、特にハリウッド映畫の流入により、中國の映畫市場に大きな影響がもたらされている。今年上半期、中國映畫の市場シェアは同期としては過去最低のわずか35%だった。