【新華社北京8月18日】外資系投資銀行はこのところ、相次いで中國(guó)経済の先行きを楽観視する評(píng)価を発表し、中國(guó)経済は今後改善し、大幅に落ち込むリスクは減少しているとしている。地方政府、とりわけ中部 西部地域の地方政府の下半期の計(jì)畫から、「安定した経済成長(zhǎng)の維持」に向けた意思が強(qiáng)いものの、資金の逼迫問題が存在しているため、今後の金融政策の方向性は景気回復(fù)のペースを左右すると見る外資機(jī)関もある。中國(guó)証券報(bào)が伝えた。

◆外資系投資銀行、中國(guó)経済が上向くとの見方示す

米金融大手モルガン スタンレーは、以下の３つの要素が今後の中國(guó)の経済回復(fù)を支えると見ている。一、続く力強(qiáng)いインフラ投資と安定した民間による不動(dòng)産投資。二、下半期の世界経済の回復(fù)。三、２０１２年第４四半期と２０１３年第１四半期の貸付の伸びによる遅延効果。これに基づき、モルガン スタンレーは２０１３年の中國(guó)経済の成長(zhǎng)率見通しを７．６％に據(jù)え置き、今後數(shù)四半期の中國(guó)経済の成長(zhǎng)は徐々に加速するものの、回復(fù)の勢(shì)いは緩やかなものになるとの見方を示している。

世界三大格付け機(jī)関の一つ、ムーディーズは「７月の統(tǒng)計(jì)データは中國(guó)経済が正常な狀態(tài)に戻りつつあることを示している。最悪な時(shí)期は既に過ぎた可能性が高いものの、経済の上昇傾向は比較的穏やかなものである」との見方を示している。ＵＢＳ証券は「実體経済の回復(fù)はある程度、年始まで続いた貸付の強(qiáng)力な伸びの遅延効果によるものだ。また、不動(dòng)産建設(shè)と不動(dòng)産販売が著実な伸びを維持していることも牽引役となっている。７月のマクロ経済データがいずれも好調(diào)だったことで、貸付の伸びが更に鈍化しても、実體経済の成長(zhǎng)は上昇に向かっていることは市場(chǎng)ムードの好転を力強(qiáng)く後押ししている」と指摘した。

中國(guó)経済が安定に向かう期待が高まるにつれ、海外市場(chǎng)において、中國(guó)の動(dòng)向に敏感な資産が次々と高騰している。ロンドン金屬取引所（ＬＭＥ）の銅相場(chǎng)は８月に入ってから約６％上昇し、価格はここ２カ月以來の高値となった。中國(guó)の７月の経済データが発表された當(dāng)日、ＬＭＥのアルミニウム 亜鉛 鉛 ニッケルの相場(chǎng)も平均して２％前後上昇し、６月初頭以來の高値に迫る勢(shì)いである。

米株式市場(chǎng)では、中國(guó)関連株が堅(jiān)調(diào)に推移しており、中國(guó)関連株価指數(shù)は６カ月ぶりの高水準(zhǔn)まで上昇した。アナリストは「これは一方では米資本市場(chǎng)が全體的に上昇に転じていることと関係しているが、他方では海外資本が中國(guó)経済の見通しを好感していることを示しすものである」と指摘する。

外資系機(jī)関が中國(guó)経済を好感すると同時(shí)に、海外資本が流入する動(dòng)きも出始めている。人民元スポットレートは先般、再び為替制度改革実施以來の高水準(zhǔn)を記録し、人民元高観測(cè)も再燃している。８月以來、招商証券の外貨需給の強(qiáng)弱を示す指標(biāo)は大幅に上昇し、外貨買い入れポジションが改善に向かっていることがより明確になったことで、５月以降の新規(guī)外貨買い入れ額の減少傾向が一時(shí)的に転換する可能性があることを意味する。