テロップは、世界スマートシティフォーラムにて講演する
周牧之教授
世界スマートシティフォーラムにて講演する周牧之教授
世界で注目されているスマートシティプロジェクトのいまを紹介する一大イベント「世界スマートシティフォーラム」(日経BP社主催)が10月22日、日本神奈川県橫浜市のパシフィコ橫浜で開かれ、周牧之東京経済大學(xué)教授が「中國鎮(zhèn)江生態(tài)ニューシティのチャレンジ」と題して講演した。
周氏は昨年スタートした「江蘇省鎮(zhèn)江生態(tài)ニューシティプロジェクト」マスタープランの総合プロデューサー?総括を務(wù)めた。長江沿岸の鎮(zhèn)江市內(nèi)220平方キロのエリアに100萬人のニューシティを建設(shè)する同プロジェクトは、都市造りと環(huán)境保全という中國の二大問題の解決に挑む。
マスタープランには、「モジュール都市」という大きな特徴がある。「モジュール都市」コンセプトは、「都市造りで直面する課題の包括的な解決を目指し、環(huán)境及び健康に配慮した都市造りを行う」計畫手法として、內(nèi)外の高い関心を呼んでいる。
具體的には、ニューシティの開発空間すべてを①徒歩圏の都市モジュールとする、②各都市モジュールは住宅、オフィス、商業(yè)、娯楽、學(xué)校、醫(yī)療などフルセットの「都市機(jī)能」を持ち、個性を兼ね備える、③公共交通網(wǎng)、エネルギー網(wǎng)、ITネットワーク、産業(yè)ネットワーク、緑道ネットワーク、水系ネットワークなど「都市ネットワーク」によって都市モジュールを束ね、中型都市を造る、④5つの中型都市を「都市ネットワーク」で結(jié)び、都市連合體となって100萬人口のニューシティを形成する。
鎮(zhèn)江ニューシティの「都市ネットワーク」造りの目玉は、路面電車(LRT)の整備である。ニューシティの都市モジュール交通を徒歩圏とLRTで賄い、大気汚染、エネルギー大量消費、交通渋滯を抑える。
また、エネルギーではガスコージェネレーションを配置し、電気と熱の地産地消を行うとともに、CEMS(City Energy Management System)と共同溝エネルギーネットワークにより、省エネ創(chuàng)エネシステムを張り巡らせる。
シンポジウム會場の大きなスクリーンには、色鮮やかなプレゼンテーション畫面により、緑と水に包まれた鎮(zhèn)江ニューシティの街造りの全體像が示された。計畫エリアは農(nóng)地や水面、緑の生態(tài)空間を65%とし、開発空間は35%に留められる。
山や運河、水田など鎮(zhèn)江に昔からある美しい生態(tài)要素をきちんと殘しつつ、住民に新しいライフスタイルと都市スタイルを提供する斬新な都市造りプランが、來場者の高い関心と共感を得た。従來のスマートシティやエコシティなどの理想を総括的にアプローチしたとして鎮(zhèn)江生態(tài)ニューシティのマスタープランは大きな注目を浴びた。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2013年10月23日