2013年は中國の新指導部が本格稼動を始めた年で、新政府が主導した今年の経済外交を振り返ると賞賛に値する點が多い。新時代の中國の経済外交の注目點と特徴は9つの流行語でまとめ、來年の経済外交の行方を少し探ることができる。
(1)シルクロード経済帯
今年に入って指導部は外遊という形で中國周辺への外交を頻繁に行った。習近平國家主席は中央アジアで講演した際、「シルクロード経済帯」という構想を提示。中國政府が大陸間経済協力の一體化について具體的構想を提示したのは初めて。
この構想は、グローバル経済の開放、自由、協力の堅持という主旨の下、世界経済の繁栄を促すという中國新政府の新理念を體現しており、、中國と中央アジアの経済?エネルギー協力による恩恵をいかに他の地域に広げ、関連地域の経済一體化を促すかという新たな考えを示すもので、中國がグローバル経済の繁栄という戦略的角度に立ち、中國と中央アジアの協力の広域的効果を進める新たな行動でもある。
習近平主席は東南アジアを訪問中、「手を攜え て中國?ASEAN(東南アジア諸國連合)運命共同體を建設」と題する重要講演を行い、21世紀の「 海のシルクロード」の共同建設に向けた方向を指し示した。これにより中國は陸と海の「新シルクロード」を創り出し、世界各國との経済協力を強化するとともに、共に平和的発展を求める政策的仕組みが成形された。