確かな足取りで進むプロジェクト
中ロエネルギー協力プロジェクトの交渉に長年関わってきた張成武?駐ロ中國大使館経済參事官は新華社の記者に対し、「今年5月に天然ガス供給契約を締結後、ロシア側は鳴り物入りですぐに準備に取りかかった。天然ガス供給の実現に雙方とも自信満々だ」と話した。
ガスプロムは今年6月18日、中國向け天然ガス輸出問題に関する特別會議を開いた。ミレム社長はその席で、「ガスプロムは中國向け天然ガス供給パイプライン建設の詳細なプランを既に立て、すべての責任分擔も行い、厳格な期限をもうけた」と述べた。
チャヤンダ?ガス田の設備設置、天然ガスパイプライン「シベリアの力」の建設、アムール天然ガス加工工場プロジェクトの準備が著々と進められている。
中國向け天然ガス供給のパイプライン「シベリアの力」は西はイルクーツク州に始まり、東はロシア極東の港町ウラジオストクまでの全長4000キロメートル近くになる。パイプラインはロシア東シベリアのコビクタ?ガス田とチャヤンダ?ガス田を結び、天然ガスの年間輸送量は610億立方メートルになる見通し。