中國の「第13次5カ年計畫」（十三五、2016～20年）期間の鉄道投資額は増加傾向が続く見通しだ。すでに策定が終わっている鉄道の「十三五」計畫によると、期間中に新規(guī)建設(shè)される鉄道は総延長2萬3000キロ、総投資は2兆8000億元を下回らない見込み。業(yè)界関係者によると、今後の建設(shè)計畫は中西部鉄道と都市間鉄道が中心となる見込みだ。

「第12次5カ年計畫」（十二五、2011～15年）期間中の鉄道投資額は右肩上がりに増加した。2011～14年にかけて、中國の鉄道固定資産投資は年を追うごとに増加。2011年は5800億元だったが、2014年は8000億元に増加し、年平均成長率は11.32％に上った。2015年の鉄道投資実行額はすでに8000億元に上っており、「十二五」期間中の累計投資額は3兆4700億元に達した。これは當(dāng)初の計畫の2兆8000億元を大きく上回り、2013年に調(diào)整した3兆3000億元の計畫をも上回った。國務(wù)院は2015年の鉄道建設(shè)について、投資実行額は8000億元以上、新規(guī)建設(shè)8000キロ以上の目標(biāo)達成を要求している。

地方政府の「十三五」計畫も相次いで発表されているが、鉄道投資が依然として注目の的となっている。河北省は「十三五」計畫期間中に、都市間鉄道と都市軌道交通の発展に注力する方針だ。京唐線、京衡線、石済線などの快速鉄道建設(shè)を加速するほか、通州－燕郊、亦莊－廊坊、房山－涿州、大興－固安のライトレール4路線の建設(shè)を計畫している。河北省発展改革委員會は先ごろ、「都市間鉄道建設(shè)事業(yè)の加速に関する通知」を通達した。軌道交通を同省の「十三五」インフラ建設(shè)計畫の重點課題と位置づけ、河北都市間鉄道発展基金を創(chuàng)設(shè)、建設(shè)運営モデルを刷新する計畫を示した。