あふれる才能を発揮する場(chǎng)に
インターネットの普及が進(jìn)んだ現(xiàn)在、ネット上では誰(shuí)もが流行を起こす可能性を持っている。だが問(wèn)題は、その流行をいかに収益につなげるかである。無(wú)數(shù)の人々を悩ますこの問(wèn)題にも、起業(yè)バレーは確かな答えを與えている。
起業(yè)バレー1階の160平方メートル余りの大きな部屋にオフィスに構(gòu)えるのが、昨年11月の第二期の入居者の目玉となった、「阿里巴巴」(アリババ)や「騰訊」(テンセント)、中國(guó)科學(xué)院などの元技術(shù)者からなる起業(yè)チームである。「跨境説」という名のこの會(huì)社が開(kāi)発したオンラインショッピングプラットフォーム「bringbuys」はすでに3000萬(wàn)香港ドルのエンゼル投資を引き付け、起業(yè)バレーでこれまで最多の融資額を獲得したプロジェクトとなっている。同プラットフォームの創(chuàng)設(shè)者の一人で同社の執(zhí)行理事兼総裁の周運(yùn)賢さんは30歳をすぎたばかり。米カリフォルニア工科大學(xué)の卒業(yè)生だ。周さんによると、「bringbuys」がユニークなのは、ニュースやファッション、トレンドなどのコンテンツをサイトやブログで読みながら買(mǎi)い物ができることで、まったく新しい消費(fèi)體験を創(chuàng)造するものだという。
家族がマカオのカジノのVIPルームで商売をしているという林健竜さんは、同じくネット通販だが、顧客引き込みやシェアによって利益を上げる周運(yùn)賢さんとは違うスタイルを取っている。「90後」(1990年代生まれ)の林さんは、あまり苦労なく稼げる家族の商売には興味を持たず、パソコンとインターネットに熱を上げてきた。自分で起業(yè)しただけでなく、弟も仲間に引き入れることに成功したという。林さんと仲間たちが昨年5月に設(shè)立した「信駅跨境電商」は、クロスボーダー貿(mào)易を主要業(yè)務(wù)とし、世界中の特色ある商品を買(mǎi)いたいという中國(guó)の消費(fèi)者の願(yuàn)望を葉えている。仲間はまだ十?dāng)?shù)人しかいないが、半年余りで利益を上げ始め、起業(yè)バレーのいくつもの「初」の業(yè)績(jī)を上げた。
林さんによれば、クロスボーダーのネット通販は生まれたばかりで、産業(yè)チェーンが長(zhǎng)く、弱點(diǎn)が多く、圧倒的な大手はいない。「自分で起業(yè)するのはつらいこともあるが、つらいことがなければつまらない。若いうちにどんどん苦労したい。クロスボーダーネット通販の先駆けとなり、この業(yè)界の『淘寶』(タオバオ)になりたい」
起業(yè)バレーというこのプラットフォームを通じて、マカオの若者の起業(yè)プロジェクトの市場(chǎng)空間は確かに広がり、人才構(gòu)造は多元化し、融資ルートもよりスムーズなものとなっている。こうした要素が「化學(xué)反応」を起こす時(shí)、夢(mèng)が現(xiàn)実にならないとは誰(shuí)が言えるだろうか。
「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)」2016年4月22日