主要20カ國?地域(G20)第11回首脳會議(サミット)は2016年9月に中國浙江省の杭州で開かれる予定。テーマは「革新(イノベーション)、活力、連動、包摂的世界経済の構築」。今年1月末、福建省廈門市でG20エネルギー持続可能性作業部會(ESWG)會議が開催された。エネルギーアクセス、クリーンエネルギー、エネルギー効率、グローバルエネルギーガバナンスや、これまでにG20で得られた成果の実行など、エネルギーに関する複數の議題をめぐって意見を交わし、合意を取り付けた。
グローバルエネルギーガバナンスの分野でここ數年、G20の取り組みは徐々に成果を上げている。G20の関わりによってエネルギーガバナンスの國際秩序に大きな変化が起きている。巨大な影響力を持つG20は、各主要國際エネルギー機構の協調を図る上でリーダーシップを発揮できる存在となり、G20枠組みの下でグローバルエネルギーガバナンスにおける様々な力の融合を促す。
グローバル化の進行や中國の総合國力の向上にともない、中國はエネルギーガバナンスを含め、グローバルガバナンスへの関與度を深めている。新興エネルギー需要大國として、グローバルエネルギーガバナンス枠組みに中國の存在は欠かせない。ほぼすべての國際エネルギー機構や多國間協力メカニズムが中國に參加を要請、または中國と密接な関係を維持している。これには中國の高い存在感が示されている。
G20で中國は初めて創設國、中核メンバー國の立場でグローバル経済ガバナンスメカニズムに參加。グローバルエネルギーガバナンスにおけるリーダーシップの向上にあたって、G20は中國に世界が注目する舞臺を提供している。ブリスベンサミットで、習近平主席はエネルギー議題をめぐって演説を行い、米國、オーストラリアと共同で『エネルギー協力に関するG20原則』の発表を主導した。