米CNBCウェブサイトはこのほど、「爆発的に成長する中國のライブ配信:すべてを変える?」という見出しの記事を掲載した。主な內容は以下の通り。
中國のミレニアム世代は現在、新たなアイデアを駆使して、ソーシャルメディアとライブ配信を小遣い稼ぎの手段にしている。急発展を遂げるライブ配信のブームの中、彼らは、日常の些細な生活の諸々を実況中継することで収入を得ている。廉価でインタラクティブな生放送コンテンツへの渇望は、ますます多くの若者をこの流れに加えている。中國インターネット情報センター(CNNIC)のデータによると、ライブ配信のユーザー數はすでに3億2500萬人に達し、中國のネットユーザー7億1千萬人の約半數を占めている。
中國のネット通販業界は、オンライン消費だけでなく、ライブ配信の爆発的成長によっても後押しされている。2大ネット通販大手の淘寶(タオバオ)と京東はそれぞれ、各自のライブ配信プラットフォームを打ち出している。ショップオーナーやブランドは、多くのファンを持つ人気ライブ配信者を商品の宣伝に雇っている。淘寶ライブ配信の擔當者によると、ライブ配信による購入の比率は32%を超えるという。100萬人がライブ配信を視聴すれば、32萬件の商品がショッピングカートに入れられるという計算だ。
中國國際金融有限公司(CICC)の発表した報告によると、中國のライブ配信産業の市場規模は昨年、100億元から150億元に達した。クレディ?スイス銀行が今年9月に発表した研究報告によると、中國の個人ライブ配信市場は來年、50億ドルに達し、中國の映畫興行収入にあと20億ドルと迫る勢いだ。JPモルガン?チェース中國インターネット研究部門の代表を務めるアレックス?ヤオ氏によると、こうした成長は、異なるプラットフォーム間のM&Aを引き起こす可能性がある。「今後1、2年內に、同市場は再編の段階に入ると考えている」
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月10日