中國では現在、総合健康産業の発展を目指す動きが広がっている。內外の政府部門と業界の専門家は、「外國企業との人材?技術、ハードウエア?設備、資本の提攜などを通じて、産業資源の統合整理を進めることが可能だ」と提起した。
先ごろ開かれた「2016昆明総合健康産業國際サミットフォーラム」で、國家発展改革委員會(発改委)公衆栄養項目改善弁公室の于小東主任は、産業の現狀について「総合健康産業は複數の業界に跨っており、産業の統合再編と相互補完は海外を通じれば実現可能だ」と指摘した。于主任は、海外の成熟した技術と経験を有効利用し、中國の総合健康産業高度化の足掛かりとすることを提起し、「中國の単一的で専門的な技術企業や醫療機関は、盲目的に業界を跨いで自社の領域を拡張すべきではない」と語った。
醫療ツーリズム、ヘルスケア、栄養管理、醫療金融などを含む中國の総合健康産業の市場規模は、1兆元規模に上るという。フォーラムで発表された「昆明総合健康産業発展計畫2016-2025」によると、2020年をメドに、同産業の付加価値を2015年比で倍増させる計畫だという。いまのところ、海南省、広西チワン族自治區など複數の地方政府が同産業を積極的に推進している。その巨大な商業的潛在力に、ホテル計畫、金融保険サービス、醫療介護、遠隔醫療技術などに関する海外企業が注目している。