中國國際経済交流センターとシンクタンクの新華社國家高端智庫は23日、2017~2018年中國経済年次総會」を北京で開催した。
中國國際経済交流センターの曾培炎理事長をはじめ、関係部門や地方のトップ、有識者、企業家、シンクタンクの代表ら約300名が出席。中國國際経済交流センターの魏禮群常務副理事長が會議の司會を務めた。
今會議のテーマは「中國経済:質の高い発展を推進へ」で、質の高い発展やイノベーションによる成長の牽引、全面的な開放による新たな局面の開拓といった重要な議題に焦點が當てられ、熱い議論が交わされた。
會議では、景気回復の兆しは鮮明となっており、デジタル経済をはじめとする新経済が急速に成長している一方で、足元の世界経済は依然として複雑かつ変化が激く、新たな不確実性も存在しているとした上で、次の見方を示した。
中國國內をみると、「十八大」(中國共産黨第18回全國代表大會)以降、経済発展の新理念のもと、供給側の構造改革が著実に進められている。今年に入ってから経済成長は減速基調から安定化に向かいつつあり、経済モデルの転換へ向けて実質的な一歩が踏み出された。ただ、不均衡かつ不十分な発展ゆえ一部の深刻な問題の解決にはつながっていない。