上海市政府は4日、2035年までの向こう18年にわたる『上海市都市基本計畫』を発表した。
同計畫では、上海市の都市としての性質を、長江デルタにおける世界的な大都市圏の中核をなす都市とし、國際経済、金融、貿易、船舶輸送、科學技術イノベーションの中心となる文化的な大都市と定めた。その上で、將來的に上海市を卓越した世界都市にし、人々が憧れるイノベーション都市、人文都市、生態都市(エコシティ)、かつ世界的な影響力を持つ「社會主義の現代化」を実現した國際的大都市をめざすとの方針を示した。
18年後、2035年時點の上海市とはどのようなものだろうか?同計畫では、短期ビジョン(2020年)、中期ビジョン(2035年)、長期ビジョン(2050年)の3つに分けて次の目標を設定した。
◇2020年までに、世界的な影響力を持つ科學技術イノベーションセンターとしての基本的な枠組みを構築し、國際経済、金融、貿易、船舶輸送、科學技術イノベーションの中心となる、世界的な影響力を持つ「社會主義の現代化」を実現した國際的大都市の建設をほぼ完了させる。