中國商務部の高峰報道官は1日の定例記者會見で、関係部門と共同で金融、教育、文化、醫療などの分野で秩序立った市場開放を推進していく方針を明らかにした。
中央財経工作領導小組弁公室の劉鶴主任は先ごろスイスで開かれた2018年の世界経済フォーラム年次総會(ダボス會議)で、「中國は今年、改革開放40周年を迎える。これを記念するのに最もふさわしいのは、新しく、より強力な改革開放措置を講じることだ」と発言した。
その上で、実際に中國は昨年からサービス業の市場開放に多大な努力を払ってきたと指摘。道路旅客運送、外國籍船の貨物検數、信用調査?格付けサービス、會計監査、農産物卸売市場といった分野における外資の參入規制の緩和?撤廃に取り組んできたと述べた。
また、昨年11月に発表した一部分野の対外開放に関するスケジュールとロードマップの中で、銀行業、証券業、保険業などの分野における參入規制の大幅緩和に向けた計畫を打ち出してきたが、今後とも一段の規制緩和に向け取り組んでいきたいと述べた。
次段階として、共産黨中央?國務院の方針に基づき、関係部門と共同で金融、教育、文化、醫療などの分野で秩序立った市場開放を推進するほか、育児?介護、建築設計、會計監査、貿易物流、電子商取引などの分野における外資の參入規制を緩和するとして、外國人投資家により魅力的な投資環境を整えていく方針を示した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月3日