第13期全國人民代表大會第1回會議プレスセンターで3月11日、記者會見が開かれ、中國商務部長の鐘山氏が國內外の記者による質問に答えた。

　「昨年の中國の対外投資が減速したのは、非理性的な対外投資が有効に抑制されたため」。鐘山氏は、経済日報?中國経済網記者の質問に対し、企業の対外投資がより穏健で、より理性的なものに向かっているとの見解を示した。

　鐘山氏は、中國が対外投資を持続的に拡大し、世界投資大國になったと話した。中國の2017年対外直接投資額は1246億米ドルで、世界トップクラスとなった。中國の投資は、対象國の工業化推進、財政収入の増加、経済発展と民生改善の促進につながっている。中國企業は投資対象國へ300億米ドル超の稅金を納め、現地の就業ポスト135萬人分を生み出した。

　また、中國が「一帯一路」建設に重點を置き、協力プラットフォームの構築を通じて、生産能力協力の深化、投資主體の拡大、経営行為の規範化などの措置を講じ、対外投資の奨勵を続ける方針を示した。