トランプ氏らの重大なミスは、「経済のてこ」に関するものだ。中國の対米輸出が輸入を上回ることから、トランプ政権は自分たちが有利と考えた。ヘリテージ財団會員、トランプ氏の元経済アドバイザーのスティーブン?ムーア氏は「米國市場に入る道を失えば、中國経済は成長できない」と述べたが、事実は正反対で、中國は今や12兆ドルの経済國になっており、弱いとは言えない。米マクロ経済調査會社Capital Economicsの中國問題シニアエコノミストは、11日に発表した報告書の中で、2500億ドルの輸出品が中國の國內総生産(GDP)に占める割合は1.3%のみであり、関稅がもたらす損失は中國のGDPの0.5%ほどとした。これは小さな數ではないが、中國政府が妥協するほどでもない。
米國の追加関稅が誰に損失をもたらすかについて、トランプ氏は理解していない。トランプ氏は、中國企業と労働者が最初の被害者になると考えているが、世界のサプライチェーンを無視している。J.P.モルガン?アセット?マネジメント世界市場擔當者は、「米國が追加関稅を導入している輸入品の価値の圧倒的多數が、中國ではない他國によって創出されている」と指摘した。
貿易戦爭は米國の消費者と企業に損失をもたらす。米國國內の雇用、利益、経済成長が犠牲になり、金融市場を苦境に陥れる。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2018年7月19日