ドイツのジグマール?ガブリエル元副首相兼外相とルドルフ?シャーピング元國防相はこのほど、英紙デイリーミラーに寄稿し、歐米は破壊的な対立をするより、自信を持って中國に協(xié)力すべきだとの考えを示した。
記事の中で両氏は、中國をはじめとする東アジア諸國は、歐米に比べ新型コロナウイルスの感染拡大を大幅に抑えられており、中國はさらに感染癥対策で世界各國を支援していると評価。一方で、新型コロナの感染拡大という第二次世界大戦以來最悪の世界的危機に直面する中、歐米はパンデミック(世界的大流行)を抑える世界的な取り組みを主導する準備ができず、世界の発展途上國?地域に必要な支援を提供することができなかったと指摘した。
中國とアジア太平洋地域の他の14カ國は昨年、地域包括的経済連攜協(xié)定(RCEP)に署名。RCEP加盟國の総人口は22億7千萬人、GDPは26兆ドル、輸出総額は5兆2千億ドルに上り、いずれも世界全體の約30%を占める。中國は昨年12月末に歐州連合(EU)との投資協(xié)定を結(jié)ぶことでも大筋合意した。中國は労働安全衛(wèi)生基準の改善にも取り組んでいる。
記事は、新型コロナの感染拡大により、政治制度の信頼性と有効性が試されているとの見方を示した。今や、孤立やデカップリング(分離)では、世界を安定させることはできず、敵対的な戦略のために高い代償を払う以外、何も成し遂げられないのは、トランプ政権時代の米國の教訓からも明らかだと指摘。中國はEUとの真の自由貿(mào)易圏の確立を望んでおり、このことは米國やEU、豪州、日本、韓國、その他の先進國にとっても良い機會となると語った。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2021年4月5日