「高コスパ」と「低送料」により、中國越境EC企業は韓國の海外通販サイトからの購入額の半分弱を占めている。現地化サービスの強化は、中國企業の韓國事業の急拡大の重要な理由だ。
インターネット時代において、消費者の主な購入ルートがオフラインからオンラインに移っている。これは韓國も例外ではない。統計によると、韓國の2023年のオンラインショッピング取引額は227兆ウォン以上で、2001年の統計開始後で最大となった。特に物価高の大環境において、割安な海外通販サイトが急臺頭している。中國越境EC企業は「高コスパ」と「低送料」により、韓國の海外通販サイトからの購入額の半分弱を占めている。
韓國統計局が発表した「2023年12月及び年間のオンラインショッピングの動向」によると、韓國の2023年の海外通販サイトからの購入額は前年比26.9%増の6兆7567億ウォンだった。14年の統計開始後に6兆ウォンを突破したのは初。この記録更新をけん引したのは中國企業だ。中國企業は超割安の商品を先導とし、韓國の消費者を積極的に集め、急速な発展の勢いを示している。
韓國首位の中國ECプラットフォームの「AliExpress」は、アリババの海外小売ECプラットフォームで、2位のTemuは拼多多の越境ECプラットフォームだ。両者は2023年に韓國で急成長した。IGAWorksのビッグデータ解析ソリューション「Mobile Index」の分析によると、AliExpressとTemuのアプリの2023年12月の月間アクティブユーザー數は、前者が560萬人で韓國主要ショッピングアプリの3位で、後者は360萬人で5位だった。この2つの數値を合わせれば、2位の「11番街」(804萬人)を超える規模だ。
韓國統計局のデータによると、韓國人消費者は2023年に中國のショッピングアプリを利用し、価値にして前年比121.2%増の3兆2873億ウォンの商品を購入した。韓國の海外通販サイトからの購入額の48.7%を占めた。