中國海洋石油集団有限公司（中國海油）の発表によると、中國渤海深層油ガス調査で新たな発見があった。1億トン級油田「渤中26-6」の新規掘削井の試験中の生産能力が新記録を樹立し、新規油ガス確認埋蔵量が4000萬立方メートルを超えた。同油田の累計確認埋蔵量が2億立方メートルを突破し、世界最大の変成巖油田になった。

　「渤中26-6」油田は渤海南部に位置し、天津市から約170キロ離れている。平均水深は22.1メートル。2023年の発見後に探査が続けられ、複數の評価井の掘削が行われた。うち「渤中26-2北2井」の油ガス層は118メートルにのぼり、試験中の1日あたり原油生産量は390立方メートルを超え、ガス生産量は5萬立方メートルを超えた。同油田の新規掘削井の試験中の生産能力の最高記録を樹立し、油田の確認埋蔵量をさらに拡大した。

　中國海油天津分公司の周家雄副総経理は、「正常な採掘率で計算すると、渤中26-6油田は3000萬立方メートル以上の原油を採掘できる。ガソリンに精製後、人口100萬人クラスの都市の住民の日常的な交通機関の使用を20年以上支えられる。また採掘可能な天然ガスは110億立方メートル以上で、人口100萬人クラスの都市の住民の家庭用ガスの使用を60年以上支えられる。大きな社會?経済効果を持つ」と説明した。

　?中國網日本語版(チャイナネット)?2024年2月26日