中國國際航空は4月26日晩、中國商飛とC919を100機購入する契約を締結(jié)したと発表した。2023年9月に中國東方航空は國産大型航空機C919を100機追加購入しており、それに続く100機購入となる。
公告によると、中國商飛の最新表示価格に基づくと、100機のC919の基本価格(機體、付帯パーツ、エンジンを含む)は合計約108億ドルで、2024年から2031年にかけて分割納入される。今回の取引により、中國國際航空の輸送力は約7.5%上昇する。
今回、中國國際航空が購入する航空機の基本価格は、東方航空が購入した際の基本価格より高い點に注目したい。2023年9月に東方航空が中國商飛と契約を締結(jié)した際、100機の基本価格は合計約99億ドルだった。
國産大型航空機は値上げしたのか。そうではない。公告によると、今回、中國國際航空が購入する100機は航続距離延長型となる。東方航空が購入したのはスタンダード型だったため、価格は比較的安い。しかし、東方航空と同様、中國國際航空も公告で、中國商飛から大幅な割引があったとしており、実際の価格は基本価格より安くなる。
価格だけでなく、納入時期にも注目したい。中國國際航空が発注した100機は2024年から2031年にかけて分割納入され、東方航空への納入時期と重なる。
中國商飛の納品圧力は高まり続けている。以前、海航集団も中國商飛と航空機購入契約を締結(jié)し、傘下のウルムチ航空と金鵬航空がC919を30機ずつ購入することになっている。金鵬航空は2024年第4四半期に最初のC919旅客機を受け取り、世界で最初にC919を運行する民間航空會社となる。また、2027年末に30機の納入を終える計畫。
納入時期から見て、C919の生産能力は向上したとわかる。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2024年4月28日