粘著インフレにより、米連邦準備制度理事會(FRB)の利下げが再三遅れている。米國の消費市場が圧力を受け、食品関連企業の最新の業績が目に見えて悪化している。債務の負擔が消費の自信に影を落としている。
米紙「ウォール?ストリート?ジャーナル」は、「消費者は支出に慎重になっており、米國の多くの有名食品ブランドが影響を受けている。コーヒー愛好家はスターバックスのロイヤルティプログラムから離れている。チップスアホイがグローサリーの棚に殘る時間が延びている。ファストフードのドライブスルーやセルフサービス機で注文する客が減り、ウェンディーズやマクドナルドなどの企業に圧力が生じている」と伝えた。
今年に入り、一時3%以下に落ちた米國の物価上昇率が再び上がった。米國の3月の消費者物価指數(CPI)は前年同月比で3.5%上昇し、予想の3.4%と前月の3.2%を上回った。
高い物価上昇率の影響を受け、米國人消費者の収入に占める食品支出の割合が過去30年で最高になっている。一部のチェーンレストランと食品メーカーの売上が減少するか、伸び率が低下している。これは企業から、消費者がコロナ前を上回る料金を支払えない、もしくは支払いたくないためと判斷されている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年5月11日