世界初の5MW級洋上高溫排ガス廃熱発電裝置の試験がこのほど、天津市で完了した。間もなく文昌9-7油田開発プロジェクトで実証応用される。この畫期的な成果は、洋上油ガス田発電所の排ガス廃熱利用の重大な進展を象徴し、かつ「ダブル炭素」の目標に向けた洋上油ガス田のグリーンで低炭素な開発に対して節(jié)目としての意義を持つ。
発電所は洋上プラットフォームの「心臓」だ。通常は生産された油ガスの燃焼により電力を提供するが、この過程において大量の高溫排ガスが生じる。これは洋上油ガス開発の主な炭素排出源の一つとなっている。同廃熱発電裝置は発電所の運転により生じる高溫排ガス廃熱を熱源とし、裝置內(nèi)で循環(huán)流動する有機媒體が膨張機の発電を促し、廃棄された熱エネルギーを直接クリーンな電力に変換できる。伝統(tǒng)的なガスの燃焼排出と比べると、高溫排ガス廃熱発電裝置を取り付けた発電所の廃熱利用の潛在力が60?70%上がる。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2024年8月20日