「中國の協力パートナーがなければ、アップルが今日の成果を手にすることはなかった」
米アップル社のクックCEOは25日、第2回中國國際サプライチェーン促進博覧會(サプライチェーン博)に登場し、中國の協力パートナーを高く評価した。
クック氏の訪中は年內3回目。アップルはサプライチェーン博の展示ボードに、「アップルの主要サプライヤー200社のうち80%以上が中國にある」と記した。
現在の複雑で変化が激しい外部環境において、アップルが重視しているのは中國市場だけではなく、中國企業が深く參加するサプライチェーンであることは明らかだ。
サプライチェーン博は世界初のサプライチェーンをテーマとする國家級展示會だ。70弱の國及び地域の600以上(第1回比20%増)の企業及び機関が出展。世界トップ500社及び業界リーディングカンパニーが60%以上を占める。海外出展業者の割合は第1回の26%から32%に上昇し、うち歐米と40以上の「一帯一路」共同建設國の出展業者が各自、約半數を占める。
初出展のパナソニックは、「多くの企業が參加するサプライチェーン博は、中國市場の大きな魅力を示しており、サプライチェーンを『ウィンウィンチェーン』にするよう共に促進する」と表明した。
本サプライチェーン博は初めて各産業チェーンの共同イニシアチブを発表する。産業チェーン及びサプライチェーンの安定を守り、協力とウィンウィンを促進する揺るぎなき立場を明確に示している。
シーメンスのグローバルシニアバイスプレジデントで中國董事長の肖松氏は、「當社の事業は世界の200以上の國及び地域を網羅している。『チェーン主』としての潛在力を十分に発揮し、各國?各規模?各タイプの企業で一つの友達の輪を作り、世界の産業チェーン及びサプライチェーンが強靭で持続可能な方向に繁栄?発展するよう共に促す」と述べた。
近年の保護主義の臺頭、公衆衛生の危機、地政學的混亂などの影響を受け、産業チェーン及びサプライチェーンの協力には汎政治問題化と汎安全保障問題化の傾向が生じている。世界のサプライチェーンの協力がいかに局面を打開するかが注目されている。
中國國際貿易促進委員會の任鴻斌會長はこのほど、「各國は資源の條件と発展水準が異なる。経済貿易協力によって初めて相互補完、協力、ウィンウィンを実現できる」と記した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年11月27日