「チャンカイ―上海」海上航路が18日に開通し、ペルー産のブルーベリーなどの農産物が船に乗って上海の洋山港に向かった。
ペルーのチャンカイ港を出発した「新上海」船は、開港後最初の就航船となった。
現地の言葉で「チャンカイ」の発音は「上海」と似ている。両港は太平洋を挾み、地理的に離れているが、太平洋のおかげで近づいた。
ペルーは中國と包括的自由貿易協定を締結した最初のラテンアメリカの國である。中國は10年連続でペルー最大の貿易パートナーと輸出市場になっている。
これまで、ペルーの貿易貨物は主に各船舶會社のラテンアメリカ西ルートでカヤオ港に運ばれていた。チャンカイ港の開港後、ペルーから中國までの海上輸送時間は23日前後に短縮され、物流コストは20%以上削減される。ペルーに年間8000人分以上の直接的な雇用機會を創出する見込み。
チャンカイ―上海は「繁栄の道」
以前、ブルーベリーは中國到著後の鮮度を考慮し、7割熟した段階で収穫していた。新ルートの誕生に伴い、より熟したブルーベリーなどの農産物が中國で販売されることになる。
今回の「新上海」船の貨物の主な輸入會社?鑫栄懋集団の華東地區責任者の呉建忠氏によると、到著したブルーベリーの半分は上海港に卸され、一部は北上し、多くの消費者がペルーの新鮮な甘さを感じることができる。
チャンカイ―上海海上航路は「ウィンウィンの道」
歴史上において、中國とペルーの両國の人々は海上シルクロードを通じて交流していた。チャンカイ港は「新時代のインカトレイル」の新たな出発點であり、中國とラテンアメリカの貿易の新たなルートを切り開いた。
南米初のスマート港とグリーン港であるここは、ペルーが陸海に通じ、アジアやラテンアメリカとつながる上で重要な役割を擔う。1つの港が世界をつなぎ、チャンカイ港の運営開始、航路が合理的に管理された「中國プラン」はグローバル貿易に貢獻している。
チャンカイ―上海海上航路は新時代のアジア?ラテンアメリカ陸海新ルートであり、「海上シルクロード」の新たな幕開けとなる。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年12月19日