中日韓が共同編集した學(xué)生向け歴史読本「東アジア3カ國の近現(xiàn)代史」(日本語版タイトル:未來をひらく歴史)がこのほど発売された。同書の発売を受けて、中國側(cè)編集者代表の歩平氏(中國社會科學(xué)院近代史研究所研究員)、中國社會科學(xué)院が出版する雑誌「抗日戦爭研究」の栄維木編集長、同書日本語版の出版社?高文研の梅田正巳社長がこのほど、「人民網(wǎng)」のゲストとしてBBS「中日論壇」に參加し、インターネット利用者と同書の出版について交流した。インターネット利用者と3氏の主なやりとりは次のとおり。
――中日韓3カ國が同書の共同編集を行うに當(dāng)たり、立場の相違は大きかったか。どのように解決したか。
歩氏:まず説明したいのは、3カ國の研究者らはこの本を執(zhí)筆するために初めて一緒になったわけではない。これ以前にすでに多くの學(xué)術(shù)的交流があった。日本が以前発動した侵略戦爭の性質(zhì)を認(rèn)定する上で、われわれには根本的な食い違いはなく、このことが一緒になることのできた基本的なポイントだ。しかもわれわれには共通の願望がある。つまり、3カ國の國民に、子供のころから歴史に対する共通の認(rèn)識を持たせ、歴史の経験と教訓(xùn)をともに総括させ、ともに平和を守らせ、侵略戦爭に反対させることだ。しかし同時(shí)に、われわれは互いの間に、実際はかなり多くの歴史認(rèn)識の違いが存在することも知っている。このため、われわれがこの仕事に攜わることは、共通の歴史認(rèn)識を模索する過程でもあり、読者のためだけではない。
われわれは複雑な問題を単純化しがちだ。歴史認(rèn)識の問題を例に挙げると、メディアは人々に対して「完全に一致する」や「根本的に対立する」など、常に斷定しがちだが、実際の狀況は多種多様だ。3カ國の研究者は、侵略戦爭という性質(zhì)を認(rèn)めることについて意見の相違はなかったが、すべての問題について完全に一致したわけではない。実際、われわれの間には多くの討論と論爭があり、時(shí)にはかなり激しい論爭もあった。
「人民網(wǎng)日本語版」2005年6月10日