一、細菌性食中毒の癥狀は吐き気、嘔吐(おうと)、下痢、腹痛である。潛伏期が短く、発癥が集中的に起こり、突然発生し、非常に重癥であるなどの特徴があり、90%以上は7、8、9の3カ月に発生する。予防のカギは飲食の衛生管理を強化し、食品の汚染を防ぐ。二、旅の途中に起こる下痢でよく見られる癥狀は水のような排泄物、腹痛、腹部の膨満感、嘔吐などを併発する。そのため、旅行の途中では「病は口から」ということに気をつけなければならない。
三、大腸桿菌による腸カタルの癥狀は下痢であり、毎日3回ないし5回、タマゴの黃みのような排泄物となり、量も多い。そのため、これを予防するには、飲食、飲料水の衛生と糞便の管理を的確に進めるべきである。
四、細菌性赤痢、細菌による下痢といわれて通常急に発病し、初めは寒気がして発熱し、それから腹痛を感じ下痢になる。中毒型の細菌による下痢患者は極度に衰弱することがあり、中毒性のショックを起こし、2歳以下の赤ちゃんによく見かける。そのため、飲食、飲料水の衛生と糞便の管理を的確にすすめ、ハエの撲滅に力を入れることはこの病気を予防するための根本的措置である。
五、冷蔵庫性の腸カタル、つまりイェール細菌による腸カタルは冷蔵庫の普及にともない、発病率は年々上昇している。イェール細菌は牛乳、肉類、魚類、家禽および野菜などのかなりの食品の中に存在し、-4℃以下の低溫の下で生長?繁殖する。冷蔵庫の冷蔵室の食品がこの細菌に汚染されたら腸カタルを引き起こす可能性がある。そのため、冷蔵庫內の食品は生のものと熟したものはちゃんと分けて、召し上がる前にもう一度十分加熱すべきである。
「チャイナネット」2002年7月19日