足を上げおろして動かすこと 片手で木をつかみ、あるいは壁を支えるようにして、まず前へすねを上げるように動かし、つま先を前方へ上へ持ち上げるようにし、それから後ろへ蹴るようにし、つま先を後ろの方へ力を入れて向け、足の甲がまっすぐに伸ばし、足もぴんと伸ばし、両足を順番に動かし、一回80回?100回ぐらいしなければならない。この方法は、下肢が萎縮し、弱まり力が入らなくなり、あるいはしびれ、こむらがえりなどを防ぐことができる。足のふくらはぎを揉むこと 両手の平ですねのふくらはぎを締めつけて挾んで回転して揉み、どちら側も30回?20回揉み、両足は6回交互にする。この方法は血のめぐりをよくし、足部の力を強化することもできる。
ひざをねじること 両足が平行するようにして、ひざまずいてすこししゃがみ、両手はひざの上に置き、時計の針に沿って數十回揉んで動かし、それから更に別のひざもそうする。この方法は血のめぐりをよくし、下肢に力が入らず、ヒザの関節が痛むのを治療することができる。
足を引くこと 姿勢正しく坐り、両足をぴんと伸ばし、頭を下げ、體は前へ曲げて、両手で足の指を引っぱり、20回?30回くりかえす。この方法は腰、足を鍛え、腳力を増強し、足部に力が入らない狀態を予防することができる。
足をこすること 両手の平をこすって熱くなるまで続け、それから両手の平で両足の土踏まずをこすって、それぞれ100回くりかえす。この方法は足部の萎縮、だるくて痛む感覚、しびれ、むくみなどを治療することができる。
足を暖かくすること ことわざに「頭寒足熱」というものがあり、高齢者は一般に上部が溫まっているが下部は冷え、上部が溫まると目まい、頭痛、耳鳴りが現われ、頭と顔は暑さに弱い。下部が冷えることはつまり足は冷え、すねにこむら返りが生じ、大便が水っぽくなる。足を暖かくすることはいつも両足の溫かさを保ち、毎晩お湯に足を20?30分間つけ、全身の血のめぐりをよくすることで、これは心身の健康に役立つ。
足を伸ばすこと 夜寢つく前に、ベッドの上に橫たわり、両手で後頭部をしっかりと抱くようにし、ゆるめたり、はやく動かしたりして足を伸ばす運動を行い、毎回3分間ぐらいして、それから別の足もそうして、8回を繰り返してもよい。こうして、足部の血のめぐりをよくし、できるだけ早く寢つけるようになる。
「チャイナネット」2003年1月3日