中國のシリコンバレーと呼ばれる北京の中関村は、中國のIT業界のエリートたちが集まっている地域であり、従業員の平均學歴が全國でもっとも高いとされている。しかし、激しい競爭、仕事の大きなプレッシャー、健康的とはいえないライフスタイルなどが、従業員の健康を脅かしており、悪性腫瘍の発病率が高く、平均壽命が全國平均のレベルを大きく下回るなどの問題が目立っている。従業員の健康問題がこの地域の経済の発展にも影響を及ぼすことになるのではないかという懸念もあるという。
これらの狀況に対応して、中関村のコミュニティ病院は、健康サービスセンターを設立し、専門家を招聘して、健康管理、健康促進、健康保障を一體化した「健康委託管理」のサービスを打ち出した。同病院は、來院者の「健康記録」をファイルし、健康狀態が望ましくないか、あるいは病気にかかった人に対し、電話、ショートメール、Eメールなどを通じて、健康についてのコメントを提示したり、注意しなければならないことをアドバイスしたりすることになっている。現在、同サービスを受けている人はすでに1000人以上に上るという。
「チャイナネット」2004年9月24日