北京協和病院の研究者がこのほど、エイズ患者の目の前房水からエイズウイルス(HIV)を検出した。國內では初めての検出例となる。同院感染內科の李太生副主任によると、これはエイズ患者の血漿がHIV陽性だった場合、房水にもHIVが存在する可能性を示している。
國産抗HIV薬の臨床使用により、中國ではHIV感染者とエイズ患者のための治療環境が規範化されつつある。しかし、こうした抗HIV治療のメカニズムはウイルスの活動を抑え、「冬眠」狀態にすることであり、徹底的にウイルスを退治するものではない。このため、薬の使用を停止すると、ウイルスは再び増加する。また、抗ウイルス薬は一部の器官に対しては効果が弱く、これら器官の合併癥に強く注意する必要がある。
「人民網日本語版」2005年7月27日