夏の暑さは體力を大きく消耗させ、各器官の衰えが他の季節よりも顕著になる。一方で夏に體を鍛えれば、健康増進の効果はより大きいという。體を鍛えるのにも季節の変化に応じて行うべきだが、夏にはどのような運動がよいのだろうか。「中國気象報」が伝えた。
▽「動」と「靜」を結びつけ、心臓を保護
夏の運動の目的は、「健脾養心(消化吸収機能の促進と心の機能の向上)」を主にする。運動は靜かなものを中心として動的なもので補い、體を夏の気候の変化に適応させ、體質を強化し、暑さに耐える能力を向上させる。
▽朝晩の運動は軽度、適量に
夏の運動は科學的に行い、適切な時間、適度な量、適切な場所で行う。
時間――強い日差しが皮膚や體を傷つけるのを避けるため、朝や夕方の涼しい時間に行うのが最適。夜10時以降や午後4時前の屋外での運動は可能な限り避ける。
運動量――夏は體力の消耗が大きく、睡眠と食欲は減少、體のエネルギー貯蔵能力が弱まるため、水泳や散歩、ウォーキングといった軽い運動が推奨されている。
場所――屋外が望ましい。公園や湖畔、庭といった涼しくて風通しのよい場所がおすすめ。