京滬（北京?上海）高速鉄道は來年末までに全線貫通する見込みだ。2011年のメーデー前までにレール敷設(shè)を完了し、システムの調(diào)節(jié)と試行の段階に入る。「京華時(shí)報(bào)」が28日に伝えた。

　鉄道部の副チーフエンジニアを務(wù)める張曙光氏（運(yùn)輸局局長）によると、日本やフランスは現(xiàn)在、時(shí)速360キロの列車を研究開発しているが、高速鉄道の時(shí)速の分野では北京上海高速鉄道が優(yōu)勢(shì)を保っている。張氏は以前、北京上海高速鉄道の時(shí)速が380キロとなる見込みであることをメディアに明らかにしている。

　鉄道部の責(zé)任者は、フランス、ドイツ、日本などの経験から見ても、高速鉄道の利潤実現(xiàn)は問題がないとしている。

　北京上海高速鉄道は、「中長期鉄道網(wǎng)計(jì)畫」の中でも投資額が最も大きく、技術(shù)レベルが最高のプロジェクトであり、世界最先端水準(zhǔn)を持つ中國初の高速鉄道で、設(shè)計(jì)時(shí)速は350キロに上る。北京上海高速鉄道の両端は、渤海周辺と長江デルタという2つの経済エリアにつながり、北京、天津、上海の3大都市に駅が設(shè)置されるほか、河北、山東、安徽、江蘇の4省を縦に貫く。

　通過する?yún)^(qū)域の國土面積は全國の6.5％を占め、人口は全國の26.7％を占める（人口100萬人以上の都市が11カ所）ほか、國內(nèi)総生産（GDP）は全國の43.3％を占め、経済発展が最も活発で潛在力のある地域といえる。また、中國の客運(yùn)?貨物輸送が最も頻繁で、成長の可能性が大きい交通ルートにあたる。

　北京上海高速鉄道は地理的なメリットがあり、時(shí)速は京津（北京?天津）都市間鉄道よりも上回るため、上述の鉄道部責(zé)任者は、北京上海高速鉄道の將來の収益率について、「北京上海高速鉄道は世界で最も収益の多い鉄道路線になる見込みがある」と楽観的な見方を示している。

　資料によると、北京上海高速鉄道の靜態(tài)投資（物価上昇などを考慮しない）は2200億元以上に上る。鉄道部は、動(dòng)態(tài)投資は想定の範(fàn)囲內(nèi)にあるとしており、投資と工事進(jìn)度も予想より良い狀態(tài)だとしている。北京上海高速鉄道がいつ上場(chǎng)するかについては明確な回答がなかったが、責(zé)任者は、京滬高速鉄道が上場(chǎng)することになれば、安定した収入を見込める株式になるだろうと表明している。（編集SN）

　「人民網(wǎng)日本語版」 2009年7月29日